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  • Ryo Okonogi

北欧デザインの世界へようこそ

 先日の対談は、自分にとってはスウェーデンに暮らしている方と実際に交流する初めての機会だった。スウェーデン人は、暖色系の照明のようなアットホームな空間を好むというエピソードなどを聞き、現地に行って体感したいという思いが強くなった。



 特に私は美術に興味があり、北欧のデザインが好きなので、この機会に取り上げてみようと思う。美術といわれておそらく最初に想像されるのは写実的でリアルな西洋画・油絵であろう。対して、北欧デザインといわれて何を思い浮かべるだろうか。北欧のデザインは、一概には言えないが、パターン化された、立体的でないシンプルな絵で、また図形も多く使われているイメージが私の中である。

 あと、雑貨屋さんでよく見かける温かみのあるイラストのポスターも笑



 スウェーデン出身のアーティストとして、リサ・ラーソンが挙げられる。リアルとはいえないが、かわいいハリネズミや胴長のネコのイラストを見かけたことのある人はいるかもしれない。彼女の作品も、平面でシンプルな、北欧デザインの代表格といえるだろう。また、スウェーデンとは関係ないが、北欧のフィンランドといえば大人気ムーミンがいる。これは私の偏見だが、ムーミンのグッズのイラストにも派手な色は使われていないように感じる。


 花や木も、一筆書きで色もべた塗り。それでいて温かみのあるデザインは、雑貨としてオシャレであり、家に飾れば温かい空間を演出するだろう。ちなみに私はもともとムーミンが好きで、北欧に興味を持ちMOSに入った。さらにいうと好きなキャラはスナフキン笑



 私はMOSに入ってから、スウェーデンにいわゆる映えるスポットはあるのか調べていた。ここではその一つを紹介する。それはストックホルムの地下鉄の駅構内である。駅構内が映えるとは何だ?と思う人もいるかもしれないが、なんと全長110キロあるストックホルムの地下鉄は世界一長い美術館と称されるほどにたくさんのアートが天井や壁に描かれている。


 合わせて90以上もの駅でこれらのアートが見られるが、この「美術館」の始まりは、1950年代にまでさかのぼる。1950年代にストックホルムで地下鉄が造られたときから、二人の芸術家が、アートをより身近に感じてほしいという思いから芸術活動をはじめ、駅ごとにそれぞれのテーマをもった作品が描かれるようになったという。

 私のお気に入りは、「T―セントラーレン駅」の作品である。

 ホーム全体が青で統一されており、壁も綺麗な青一色。天井には、植物の葉のような形をしたデザインがされており、ここにも「北欧デザイン」が表れている。


 スウェーデンと聞くと「福祉が充実している国」、「オーロラの見える国」といったイメージが強いかもしれないが、アートという視点で注目してみると、さらにスウェーデンという国の面白さに浸れるかもしれない。

一橋大学公認団体MOS  / swedenmos1284@gmail.com / © MOS2018代表 矢野義武 Proudly created with Wix.com

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