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  • Rie Cho

スウェーデンのpreschoolでの教育

最終更新: 1月23日

小学校に入る前、皆さんはどんな教育を受けていましたか?私はというと幼稚園で遊んだ記憶しかありませんが、ピアノなどの習い事や、小学校の予習をする塾に通ったりしている子もいましたね。スウェーデンでは、就学前の5年間、főrskolaと呼ばれるpreschoolで教育を受ける権利が保障されています。Instagramで就学前教育について発信している

@preschool_in_sweden様にインタビューしてみました!

まずは、こちらの投稿をご覧ください。


落ち葉を使って文字を作る、自然と触れあえるアクティビティですね。大学生から見ても面白そうで、創造性が育まれそうです。

実はこれらのアクティビティは公立私立関係なく政府の教育プログラム(läroplanen)に基づいて行われています。日本にも厚生労働省による保育指針がありますが、私立の幼稚園だと、独自の方針やカリキュラムがあったりします。スウェーデンだと統一されているんですね!

では、どの学校でも同じアクティビティが行われているかというと、そういうわけではありません。政府の教育プログラムでは、子どもの興味や探究心から始まるテーマ活動をすることが推奨されています。テーマ活動を通じて子どもたちの特性に合わせてこれらのアクティビティが考えられています。

テーマ活動って?

先生によると...


「学期が始まると、私たち保育者は担当グループの子どもたちを観察します。それにより今回私のグループの子どもは自然に興味を示していたことに気付きました。そのためテーマ活動を「自然」とし、自然について探求をしているため、このように自然素材を使う回数が多くなるのです。

アイデアは教育的ドキュメンテーションと言う方法で写真や動画を保育者同士または子どもたちと話し合い、分析して次に行う活動を決めていきます。ですから基本明日何をするかは分からない、着地点はない、と言うのがこの方法の特徴です。」

日本の保育施設のように、あらかじめある程度カリキュラムが決まっているのではなく、子どもの個性や反応を見つつ決まっていくのですね。子どもたちの興味や関心がどんどん引き出され、創造性や自主性が身につきそうです。


みんなバイリンガル?

最近日本では、英会話教室やオールイングリッシュの幼稚園など、バイリンガル教育が盛んです。スウェーデンには英語話者がとても多く、渡航した時は全ての場所で英語が通じました。子どもたちと英語の関わりはどうなのでしょう。

「学校では国語であるスウェーデン語で全て活動をします。特に就学前児童は英語はわかりません。ただ英語がスウェーデン人は好きで得意なので大人が話しているのをよく真似したりしてます。」


英語話者が多いと子どもたちが英語に触れる機会は多そうです。ストックホルム商科大の先生もおっしゃっていましたが、スウェーデン語と英語は文法や単語が似ているので学びやすいそうです。どちらもゲルマン語派に属しているので起源をたどると近い言語なんですね!


学校外での子どもの様子は?

育休取得率の高さなど、社会福祉の充実でも有名なスウェーデンですが、今年Göteborgを訪問した際に、午後になると親子連れが遊んでいるのが印象的でした。


↓ Göteborgにある植物園(Slottsskogen)の様子。

遊具エリアの写真は子どもたちに負けないくらいはしゃぐMOSメンバーが写っていたため植物園らしいエリアの写真です(笑)


遊んでいる子どもたちを見て、保育時間の指針が日本より短いのではないだろうか?と思い政府や市のポリシーを調べましたが、明確な指針は無いようです。会社などで、フレキシブルな勤務時間が普及していることで、家族の時間が確保されているようです。

最後に、保育活動を発信しようと思ったきっかけ

第一に、子どもの興味や探究心から始まるテーマ活動をするスウェーデン保育概念を世界、特に日本に広めたいと思ったからです。


第二に、近代大人の知識が子どもの知識より上回る, と言う考えから, 大人が決めたカリキュラムを子どもが受け身になり行われている保育方針に一石を投じることが出来たらと思ったからです。

お話を伺って、「子どもが受け身にならない保育方針」というのは保育だけでなく、小中高、大学の教育にも通じるものがあると思いました。何を学ぶにも、主体的やるからこそ面白くなって知識も深まっていくのでしょう。




インタビューをお受け下さりありがとうございました!

保育活動の投稿をみたい方はこちら


参考:厚生労働省のホームページ

EURYDICE(EUの教育制度について)



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