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  • 櫛田真帆

"おもちゃ図書館" スウェーデン流サステイナブルライフ

更新日:8月24日


 先日、OGの方のお話を聞き、スウェーデンの環境への取り組みやサステナビリティに興味を持ったので、調べてみました!これからのMOSの活動の参考になれば嬉しいです!



 スウェーデンは、グレタ・トゥーンベリさんが思い浮かぶように、地球環境保護に対し、高い技術や意識を持つ環境先進国として知られています。




 そしてそんな環境保護の最先端にいるスウェーデンが現在取り組んでいるのがViable Citiesプロジェクトという取り組みです。スウェーデンは2030年までにカーボンニュートラルな都市、つまり二酸化炭素の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロになる都市活動を実現することをミッションに都市計画を進めています。


 そしてこのミッションの中核にあるのが「Sharing Cities Sweden」という大きなプロジェクトであり、2021年までの4年間で約15億円の予算が投入されています。「モノやインフラやサービスなど都市の様々な資源をシェアすることで無駄や過剰を減らし、環境への負荷を抑える」というのが主な内容となっています。


 ストックホルム・ヨーテボリ・マルメ・ウメオの4都市では大規模なシェアリングエコノミーの実証実験が進められています。以下ではその例を紹介していきます。



Smarta Kartan

Smarta Kartan」というプラットフォームアプリでは、レンタルスペースやカーシェアのサービスから公共の水飲み場に至るまで、市民がシェアできるあらゆる情報がマップ上に掲載されるシステムとなっており、モノやサービスだけではなく、経験やアイディアをシェアするソーシャルグループの活動情報も載っています。


さらにこのアプリはオープンリソースになっており、他の都市も無料で自分のローカル版をつくることができる。アプリという資源もシェアしています。



Leksaksbiblioteket

Leksaksbiblioteket」というおもちゃ図書館もあり、0~7歳までの子供用おもちゃや自転車やコスチュームといった子供用品をシェアできるようになっています。おもちゃ図書館の会員になると、子供1人につき2点までのおもちゃを4週間借りることができる。子供の成長とともに遊ぶおもちゃはどんどん変わっていくが、それを毎回買うのではなくシェアすることでごみの量を減らすことができます。さらに取り扱うおもちゃも環境への配慮がされたメーカーのものとなっている。



Stpln

「Stpln」というコミュニティスペースでは、オフィスだけではなく作業の場もシェアできるスペースとなっています。

例えば、「バイクキッチン」では、用意された用具で誰でも無料で自転車を修理したり組み立てたりできるだけではなく、分からないところを周りの人に聞くことができるようになっています。

他にも暗室などの設備がシェアできるカメラ好きのためのラボなどもあります。


特定の場をつくることで、これまでお金を払って専門業者に依頼するか、諦めて捨てていた状態のものを、周りの人と知識や経験をシェアしながら自分の力で再生することができるという画期的な仕組みです。



 他にも、通勤や子供の送り迎えに無料で使える電動自転車のシェアサービスを整備して、自家用車の保有・利用の必要性を減らすという取り組みや、地域や集合住宅に「エネルギーマネージャー」のポジションを作り、電気やガスなどを最も効率的に使えるような集中購買の契約を電力会社と結び直すことができるようにする仕組みや、デジタル技術を活用して地域の情報プラットフォームサービスを開発し、リアルタイムで街の情報をシェアしたり、ご近所同士で物の貸し借りが簡単にできるようにする取り組みなどがあります。


 モノやサービスなどの資源をシェアすることは、環境にやさしいだけではなく、人間にとってお金の節約にもなるのに加え、新たなコミュニケーションや繋がりを生みだすことができます。環境に優しい社会を目指すことは、同時に人々の信頼や協調を強め、健康や幸福にもつながります。





<参考>


https://www.dailyscandinavian.com/5-things-we-can-learn-from-swedish-sustainability-efforts/

https://ampmedia.jp/2020/10/06/sweden-sharing/

https://kmhr.hatenablog.com/entry/2016/01/20/231405


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